真空成形トレイ
カミジョウパックでは真空成形における金型、加工の技術を用い、部品トレイ、搬送用トレイ、ブリスターパック等の企画・設計から試作・量産製造を行っております。商品パッケージから弱電部品、自動車部品をはじめとした最先端の製造ラインを裏で支える工業製品トレイを主として製造販売させていただいております。
真空成形とは
真空成形とは、加熱して軟化させたプラスチックシートを金型に密着させて真空に近い状態にして冷却硬化させることで、意図する形状を作り出す成形方法です。
真空成形の特徴
メリット
- 金型が他の成形品と比較して安い。
- 金型作製から量産までのスピードが速い。
- 静電気対策がし易い。
- 部品トレイやブリスターなど薄板成形品に適している。
- 大量生産、多品種少量生産ともに対応可能。
デメリット
- 重量物を入れるには、適さない。
- 耐衝撃性が低い。
- 深絞りの成形がし難い。
- 細かい精度が出にくい。
- 肉厚が均等ではない。
製造工程(連続成形)
製造工程=ロール状に巻いたシートを加熱、成形、冷却、取り出し ⇒ 抜き加工(2次工程) ⇒ 完成
真空成形取扱い材料
当社では主に3種類の材料を取り扱っており、用途に合わせてご提案させていただきます。
ポリプロピレン(PP)
長所割れにくい素材で、耐熱性が高い。(約100℃~120℃)成形性が良く材料コスト的には安い。
短所収縮が大きい為、寸法精度が出しづらい。コシが弱く、反りやすい。
ポリスチレン(PS)
長所成形性が良く、微細な形状に適している。電気絶縁性が高い。
短所耐衝撃性が低い。油、薬品、擦れに弱い。
ポリエチレンテレフタレート(PET)
長所コシが強く透明性に優れている。規格材料及び再生材が調達しやすい。
短所成形性が悪い。耐熱性が低い。(60℃~70℃)
真空成形トレイ・製品形状例
スカート型トレイ
ハーフカット型トレイ
天面カット型トレイ
自動機対応トレイ
身・蓋トレイ
Wパックトレイ(嵌合有り)
打ち合わせから納品までのスケジュール例
- 仕様詳細打ち合わせ
- 図面作成・見積り提出
- ご注文
- 金型作製
- 試作品サンプル提出
- 承認
- 量産開始
- 納品